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2019年 新年のご挨拶

【2019年 新年のごあいさつ】

 新年 あけましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりました。

 2018年は、特に年末の12月に多くの新しい皆様との出逢いがありました。さ~くるとしては初の「ストーリーキャンプ」として実施した「はじめてキャンプ」、そして4年ぶりに宮崎の五ヶ瀬で行った「スキー・雪あそびキャンプ」に、合わせて49名の新しいメンバーの参加があり、定員の関係上お断りした方々やお問い合わせ頂いた人を含めると60名ほどの方がさ~くるにつながる、または興味を持って頂くことができました。

学校での配布をさせて頂けるよう動いたことが一番の要因ですが、キャンプ説明会に参加された方や、過去に参加したことがある方がお友達を誘って頂いたことで広がった面もあります。

やはり、直にさ~くるの “温度” や “空気” を感じた方たちから、周囲の方に伝えて頂けることはとてもうれしいことで、それを支えてくれているボランティアリーダーたち、そして本当に温かく “みんな” を受け入れてくれる、以前からのメンバーたちに心から感謝です。

 そのことを象徴するような、以下のエピソードがありました。

 年末の「スキー・雪あそびキャンプ」の解散式の際に、ずっと参加しているある成人のメンバーが、お迎えにきた保護者が座る席の方にいたので、グループのリーダーが参加者の方に座るように声をかけにいくということがありました。

 するとそのメンバーは、「自分は “みんなの保護者” だから」と答えたそうです。解散後のミーティングの際にその話しを聞いたリーダーたちは、それはその場だけのやりとりではなく、本当にメンバーもリーダーもひっくるめて “みんな” をずっと見守り続けてくれていて、自分も楽しみながらもそれがいつも “根っこ” にある彼の「本心からのこえ」なのだということを、日頃の彼の姿を思い起こして感じたと思います。

 そのように、どんな“目的観”を「どれくらい」「何に対して」持っているかによって、おのずと発せられる「言葉」の内容・重さも、「行動」の量・範囲・スピードも変わります。

 「できるだけ早い段階(低学年・年齢)から、体験活動や多様な人と関わる機会を持てる人が広がれば」という “想い” から、学校内でのお知らせを可能にするという “行動” を起こしたことが、昨年末の新規の参加者との出逢いにつながりました。

また、ひとつひとつの活動やプログラム等の “意味” がどこまでリーダーの中に深く流れているかによって、そこで出る言葉や働きかけの仕方に大きな違いが出るということを、昨年も改めて感じました。

 そういうと、固く窮屈に聞こえるかもしれませんが、例えば「まずはいっしょに楽しむ!」というのもたいせつな目的観です。

発想法の一つに「GO-STOP法」というものがあります。「半クラッチ」的に「GO」と「STOP」を同居させるような考え方ではなく、「大胆な発想と冷静に現実や目的を見ることが重要」という考え方です。

 それと同じように、メンバーとの関わりも半クラッチではなく、 “全身で思いっきりいっしょに楽しみ、その上でたいせつなこと・根っこにあるものを感じ伝え合う” ことができる一年にしていきたいと思っています。

またそれは、リーダーたちの普段の生き方や将来に向けても通ずるものがあると思います。平成も終わりまた“新しい時代”が始まります。皆様、本年もよろしくお願いいたします。

2019年1月2日   体験楽習クラブ さ~くる 代表 吉田 伸吾(アボジ)


「体験楽習クラブ さ~くる」代表

吉田 伸吾

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