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概要

 

 むずかしいことではなくて、みんな、ひとりの人としてたいせつ。そして、みんながほんとに自分を含めた「みんな」をそう思えると”楽”だと思う。もちろん、今そう思えなくってもいい。毎日、よく頑張ってる。

 みんな普通で、みんな特別。ほんとにたのしいことって、ほんとに、たいせつ。

 

 すてきな仲間がたくさんいます。

 

 「みんながHAPPYな社会」に近づいていけるよう、「”現実”を、願いの”実現”に転換」していけるようにできることから取り組んでいます。

<背景>

 

「地域全体による子育て」の必要性が指摘されて久しいが、その要素として、核家族化による、単一の家庭にかかる子育ての心理的・物理的負担を軽減することだけではなく、地域に存在する青少年の様々な個性とニーズを受容・理解し、その地域を青少年およびその保護者にとって、安心して生活しやすい場にしていくことや、どのような青少年も、地域の中で、それぞれの成長の各段階に応じ、長いスパンでサポートする(共に生きる)こと、家庭の状況などに関わらず、すべての青少年が(表に見える姿がどのようであっても…!)、信頼できる誰かと何気ない日常を重ねていけるような社会にしていくことなどが、真の意味で「地域による子育て」を推進していく上で必要なことだと考えられる。

 近年、民・官問わず、各地でいろいろな事業や活動が行われてきているが、本当の意味で、年齢や障がいの有無にとらわれない「その人」としての「個性の共生」や、「18歳以上」も含めた長いスパンで地域で育てていくいくような活動・場は、ほとんどないように思われる。学校などでも「インクルージョン」(障がいの有無等で分けるのではなく、個々のニーズに応じて対応していくこと)の必要性が言われてきているが、依然として充分ではない。

 

 代表者の吉田は、長年社会教育の分野で、多くの青少年や保護者、学生・社会人ボランティアとも出会ってきた。その中で、「不登校」と言われる状況であったり、「発達障がい(神経発達症群)」などの診断がある青少年とも出会ってきたが、そのように「問題」とされることが顕在化している場合だけではなく(それそのものばかりが「問題」と言われることにも疑問をもつが…)、いわゆる「普通」の子どもや青年の多くも、自他を受容することに戸惑い、抱えている悩みや持ち味を表出しきれずに、ある意味で「病んでいる」ことを感じた。そのことは、参加者のみならず、時として、ボランティアとして関わっている大学生・社会人にも通ずるものであった。

 しかしながら、地域社会の中では、発達や精神などの障がい等に対する偏見や誤解が依然として存在し、「普通」の青少年が抱える潜在的な問題の多くも見過ごされがちである。

 

 以上のような状況・課題を踏まえ、障がいの有無や年齢にとらわれず、みんな、ひとりの人として、関わり合い、体験やとき・場を共有する場を意識的に創ってきた。その中で、それぞれがもっている持ち味が引き出され、参加者の青少年同士、保護者同士、ボランティア同士、そして、「みんな」の理解が深まり、各人の内発的な変化・成長の機会となってきたことを実感している。それは、「教師」や「セラピスト」などが「教え・導く」だけではできない、「ひとりの人」同士として、相互に影響しあい、信頼しあう「関係性」のもつ力だと思われる。

 同様に、現代社会では自然には生まれにくい、異年齢や、異なる学校・地域の青少年および保護者同士が交わることで、互いに感化し合い、新たな価値観の発見と成長の契機となり得る。

 

 上記のような「体験や様々な人との関わりを通しての変化・成長」は、活動の中だけで完結するものではなく、各人が、現在、そして将来的に生活する地域や職場などの中でこそ、必要不可欠なものである。よって、そのような「(実)体験・出会いの場」を地域の中に創り、その意義を広めていくことが、人を育て、地域を活性化させるうえで求められていると考える。

 

 

 

<目的>

 

①年齢・性別・地域・立場・障がいの有無などにとらわれず、さまざまな個性の子ども~青年が「実体験」を通し て、それぞれのペースとスタンスで楽しみながら交流し、互いに育ち合う、開かれた場・機会を創る。

 

②保護者同士の交流・相互理解の機会を創り、互いに支え、力づけ合える場にする。

 

③ボランティアリーダーとして関わる学生・社会人が、子どもたちと互いに良い刺激を与え合いながら、自らの可能性・特性を引き出し、成長・自己実現していく機会を創る。

 

④活動に関わる各々の青少年・保護者・リーダー、ならびに地域の学校・団体・企業等をつなぐ、ネットワーク構築の一翼を担い、地域への情報発信を行う。

<方法・手段>

 

①「体験学習」&「ファシリテーション」

②「グループワーク」&「(キャンプ)カウンセリング」

③「レクリエーション(Re Creation=個々人の人格・価値観や、人間関係の再構築)」

のアプローチを活動の柱として、別記のような活動を実施する。 

 

 

実際の活動内容はこちらから→

<団体名の由来>

 

「さ~くる」という名前には、以下のような意味がこめられています。

 

①ひとりひとりの変化・成長の 「循環」

②さまざまな個性・世代・立場を越えた、上も下もない 「仲間」

③人と人、人と自然の出会いの機会を生み出す 「広場」

④全ての“いのち”のつながりの 「輪」と「永遠性」

 

<運営体制>

 

●代表・スタッフ : 吉田 伸吾(アボジリーダー)

●ボランティアリーダー(大学・短大・専門学校の学生および社会人のボランティアで構成)

 

☆要望・内容に応じ、専門家や他団体・グループにも協力を依頼し、協働・連携を図る。

「さ~くる」の沿革・展望についてはこちら→

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